人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ケイスケが来て四日目。


自分のテリトリーに見知らぬ動物がやってきて、
飼い主たちがかまうのを見て、しろが複雑な模様。

ちょっとでもケイスケのゲージを覗いていると、
寝ていてもぱっと起きて、こちらをじっと複雑な目で見る。
可哀想なことをしているな・・と思うけれど、しょうがない、
しろには数年辛抱してもらおうと心の中で謝る。


しかし・・しろとケイスケは、到底仲良くはなれそうにもなくて。
同じ部屋でフリーに共存は無理な模様。


しろが尻尾を振ってゲージに近づいても、
ケイスケはシャーーーッと威嚇する。
ほーー、まだ威嚇するほど元気なんだ、良かったねー。
なんて言ってられなくて、これは本格的にケイスケの運動面を考えて、
段つきのゲージにしなければ・・と注文した。
部屋の中に放せなくても、
せめて、ゲージの中で上下運動出来れば少しは違うだろうと思うから。


ご飯の時間に、しろに先にえさをやり、
その後ケイスケにやっても、しろは一瞬で食べ終わってしまう。
そして、歯のないケイスケはデンデンムシのようにゆっくり食事。
すると、しろはすかさずケイスケのケージの向こうからえさ皿のまん前に近づいて、
まるでくっつかんばかりに鼻を押し付ける。
ケイスケがもっと元気だったら、絶対ひっかかれているくらい接近。
そして、ケイスケが威嚇し、しろが諦めるまで食事を中断する。
忘れた頃にまたケイスケが食べ始まると、
部屋のどこにいてもすっ飛んで行って、ゲージの向こうから皿を見つめる。
そして不機嫌に私を振り返って、
「なんでこいつにだけ餌やるのさっ!!」と言わんばかり。
言葉で「あんたはもう食べたでしょう」って言ってもわかるわけもなく。

ケイスケのしろに対する嫌悪と、
しろの異様な食べ物に対する執着、
こりゃ到底、フリーに共存は無理だと悟った今日だった。


夜鳴き、というか早朝鳴きがやはりうるさいので、
夜は別のゲージにケイスケをうつし、
ほっかいろを抱いてもらって、営業の終わった店の一角で寝てもらうことになった。

やはり、あれが毎日だときつかったろう。
一時は実家の親は薄情な人たちだと思ったりしたけれど、
老人である今、体力的に厳しかったのだろうと反省した。
とにかく、ケイスケを17年預かって育ててくれたのだと、
ケイスケが手元に帰ってきて数日たった今は、そんな風に感謝の気持ちが強くなってきた。
決して広いとは言えない店舗兼住宅にケイスケを迎えられた。
同居する義理親たちの理解にも、本当に感謝の念が沸く。
by sirorin-rin | 2010-02-18 00:13 | Comments(0)